金沢でクラフトビールをハシゴ酒!個性豊かな5つの専門店を楽しむ

クラフトビールとは、小さな醸造所が作るビールのこと。テレビやドラマでも取り上げられることが増え、どんどん人気が高まっています。地域の特産品を使って作られたビールや、醸造所こだわりの製法など、個性豊かなラインナップが魅力なんです。日本国内だけでも、クラフトビールの種類はなんと700以上!金沢でも、そんなクラフトビールが楽しめるお店がたくさんあるんです。今回は、ビール好きの友人と2人で金沢の気になるクラフトビール専門店を5軒はしごしてきました!

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    【15:00】金沢駅からスタート!

    【15:00】金沢駅からスタート!

    まずは、金沢駅からスタートです。実は、金沢駅の中でもクラフトビールを楽しめるお店があるんです。早速行ってみましょう!

    • 金沢駅改札口を出て左に進み、「あんと西」の2階へエスカレーターを上っていきます。上ってすぐ左手側が、1軒目のお店です。

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    【1軒目15:05】エキナカでスキマ時間にビールを楽しめる「オリエンタルブルーイング金沢駅店」

    【1軒目15:05】エキナカでスキマ時間にビールを楽しめる「オリエンタルブルーイング金沢駅店」

    はしご酒スタートの1軒目は、オリエンタルブルーイング金沢駅店。金沢市内のクラフトビール醸造所「オリエンタルブルーイング」の直営店です。東山店、香林坊店に続き、2019年3月に金沢駅店がオープンしました。 オープンで入りやすい店内には、カウンター8席とテーブル・ソファ28席の計36席。金沢駅の改札からエスカレーターを上がってすぐという位置もあり、電車の時間待ちで利用するお客さんが多いそうです。

    • 「シングルホップシトラ」「湯涌ゆずエール」「加賀棒茶スタウト」の3種類(各税抜700円)は、定番メニューとしていつでも飲むことができます。その他のビールは、季節や入荷のタイミングによって変わるのだそうです。店長のこだわりチョイスで、オリエンタルブルーイング以外の醸造所のクラフトビールも楽しめますよ! 今回は、特に人気だという「湯涌ゆずエール」と「加賀棒茶スタウト」をオーダーしてみました。

    • まずは「湯涌ゆずエール」。湯涌(ゆわく)とは、金沢の南に位置する「湯涌温泉」のある地域の名前。毎年冬には「湯涌ゆず祭り」が行われる、ゆずの名産地なんです。その湯涌のゆずを使って作られた地物ビールは、とっても爽やかで飲みやすかったです!さっぱりとした後味が、食前酒のようにフルーティーで食欲をそそります。

    • 「スタウト」とは、黒ビールのこと。「加賀棒茶スタウト」は、石川県の特産である加賀棒茶を材料に使用し、お茶の香ばしさとホップの苦味をほどよく融合したビールです。ホップが強く、香ばしい!苦味はあるけど、後味はお茶のような香ばしさや甘さも感じられる、おいしいビールでした。これはお肉に合いそうだ…

    • フードメニューからは「加賀野菜ピクルス」をオーダー。石川県ならではの加賀野菜そのままの味に、ほどよい酸味が加わり、ビールによく合います。 店員さんによると、フードのいちおしは「ピザ」だそうです。今度来たときはきっとピザ食べるぞ…と誓いつつ、次のお店へと向かったのでした。 「オリエンタルブルーイング金沢駅店」 営業時間:11:00~22:00  定休日:なし

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    【15:40】まちバスに乗って尾張町へ。「武蔵が辻・近江町市場」バス停から徒歩5分

    【15:40】まちバスに乗って尾張町へ。「武蔵が辻・近江町市場」バス停から徒歩5分

    次のお店は尾張町!金沢駅東口を出て左手前にある5番乗り場には、100円でお得にまちなかを巡れる「まちバス」があります。青いバスが目印です!(土・日・祝のみ運行)では、金沢駅から「まちバス」に乗って移動しますよ~。

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    【2軒目16:00】マニアックな香りただよう町酒場「尾張町ビアスタンド」で、クラフトビール4種を飲み比べ!

    【2軒目16:00】マニアックな香りただよう町酒場「尾張町ビアスタンド」で、クラフトビール4種を飲み比べ!

    「武蔵ヶ辻・近江町市場」バス停で下車後、東山・橋場町方面へ徒歩約5分ほど向かう大通りの途中にある「尾張町ビヤスタンド」。通りに面しているため、ふらっと立ち寄る観光客が多いのでは?と思いましたが、以外にも地元のお客さんがほとんどなんだそうです。 カウンターのみの立ち飲みバーで、7~8人入ると満員といった感じの、こじんまりとした店内。だからこそ味わえる店主さんや他のお客さんとの距離の近さが、何よりも魅力です。

    • この日は、8種類のクラフトビールがメニューに並んでいました。どれにしようか迷っていると、「4種飲み比べセット」(1400円)の文字を発見!「これで!」とすかさずオーダーしました。

    • 出てきたのは、左から順に「ドラフトペールエール」(志賀高原ビール/長野)、「アンバースワンエール」(スワンレイクビール/新潟)、「ゴーズ トゥ ジャムロック」(トゥ オール/デンマーク)、「ダークラガー」(日本海倶楽部/石川)の4種。

    • それぞれ色も味も全然違う、おいしい&楽しいお得なセットでした!この中で、私は琥珀色で香ばしい苦味の「アンバースワンエール」がお気に入りになりました。友人は、デンマークの塩を使ったフルーティーで酸味の強い「ゴーズ トゥ ジャムロック」が口に合ったようです。

    • 他のお客さんが注文していた「焼きピーマン」(280円)の香りに惹かれ、私たちも同じものを注文しました。店主の喜澤さんは「ただピーマン焼いただけなんで、写真映えもしませんよ(笑)」とおっしゃってましたが、味わい豊かなビールに合うのは、きっとこういうシンプルなメニューなんですよね。カウンターに並んで他のお客さんたちと話をしながら、手際よい料理風景を目の前で見られるのも楽しかったです。

    • クラフトビールのメニューは、「ドラフトペールエール」(志賀高原ビール)と「アンバースワンエール」(スワンレイクビール)は定番。あとの6種類は、樽がなくなり次第入れ替わりだそうです。人気のビールは3日ほどでなくなるとか。レアな樽の入荷はfacebookでもお知らせされているので、チェックしてみてくださいね! 営業時間:12:00~22:00 定休日:火曜

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    【16:45】ちょっと寄り道。街の裏通り「長町武家屋敷」で静かなひと時を

    【16:45】ちょっと寄り道。街の裏通り「長町武家屋敷」で静かなひと時を

    「武蔵ヶ辻・近江町市場」バス停から再びまちバスに乗り、「香林坊東急スクエア・日銀前」で下車。 次のお店に行く前に、ちょっと寄り道して「長町武家屋敷」で休憩しましょう。街中を歩きながら、ふらっと裏通りに入ると、情緒漂う石垣と土塀が連なる武家屋敷通り。この日は人通りも少なく、静かで落ち着いた情景が楽しめました。

    • 冬の季節は、雪から土壁を守るために壁にわらを掛ける「薦掛け(こもがけ)」が行われています。12月~3月までの間は、この景色が見られますよ。

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    【3軒目17:00】金沢にクラフトビールを広めた先駆け「香林坊ジビルバ」で、餃子とビールのコラボを堪能

    【3軒目17:00】金沢にクラフトビールを広めた先駆け「香林坊ジビルバ」で、餃子とビールのコラボを堪能

    さて、ほろ酔いが落ち着いたところで、ここからは片町・柿木畠エリアのお店を3軒回りますよ~! まずは、「香林坊ジビルバ」。長町武家屋敷から徒歩5分、香林坊の裏通りにあるお店です。

    • 「香林坊ジビルバ」は、金沢で最初のクラフトビール専門店として、2013年にオープンしました。カウンター6席、テーブル6席のアットホームな店内。17時にお店に着くと、すでに数名の常連さんたちで賑わっていました。

    • クラフトビールのメニューは、国内外を含む8種類。香林坊ジビルバでは、ビールは常時入れ替わるとのこと。季節や店主さんのチョイスによって、その時にしか味わえないビールが楽しめますよ! 私が注文したのは、神奈川の醸造所イグドラシルブルワリーの「フルボワーズセゾン」というビールです。まるでハーブティーのようなフローラルな香りにびっくり!こんなビールもあるのか…と、クラフトビールの奥深さを知りました。

    • フードメニューのイチオシは「ジビルバ名物!焼き餃子」(490円)。カリカチ&もちもち、ジューシーでお肉たっぷりの餃子は、ビールとの相性ばつぐんでした。 この日はほかにも、石川産のブランドしいたけ「のと115」の丸焼きや、河北潟ポークの豚輝のソーセージ、能登豚のローストなど、地物をたっぷり使った気になるメニューが盛りだくさんでしたよ。どれも食べたーい!

    • 店内は、相撲中継が流れる和やかな雰囲気。この日はちょうど、大相撲1月場所で遠藤VS炎鵬という石川出身力士対決が!「西南部中(遠藤と炎鵬の出身中学校)対決だな!」と、お店にいたみなさんでわいわいと楽しみました。このローカルで和気あいあいとした雰囲気、いいですね~。 営業時間:平日18:00~24:00、土日祝15:00~24:00 定休日:月曜

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    【4軒目18:00】「クラフトビア麦畑」でお肉とビールのコラボに舌つづみ

    【4軒目18:00】「クラフトビア麦畑」でお肉とビールのコラボに舌つづみ

    香林坊ジビルバから、徒歩1分。4軒目の「クラフトビア麦畑」は、2017年にオープンしたクラフトビール専門店です。カントリー調で統一された店内は、照明やインテリアもかわいくてあたたかみのある雰囲気。最大席数は35名と、宴会にもおすすめです。

    • クラフトビア麦畑では、金澤ブルワリーのクラフトビールを楽しめます。金澤ブルワリーは、2016年に金沢市内で誕生したクラフトビール醸造所。金澤ブルワリーの金澤麦酒が樽生で飲めるのは、金沢市内でもわずか4店舗ほどなんです(2020年1月現在)。 ということで、ここでは「金澤麦酒 ペールエール」と、南信州ビールの季節限定「クリスマスエール」をオーダー!

    • ペールエールは、原材料も酵母も金沢産という生粋の金沢生まれのビールです。スッキリと飲みやすい、金沢の味でした。 クリスマスエールは、黒っぽい香ばしいビールです。アルコール度数は7.5%と、ビールにしては高め。深みとコクのある、飲みごたえのあるビールでした。

    • フードメニューのイチオシは「大人のポテトサラダ」そして「肉焼き盛り」! チーズとベーコンが乗った表面をあぶってある「大人のポテトサラダ」(540円)。ポテトサラダなのに、まるで燻製のような香ばしさ。あっという間にペロリです。

    • 「肉焼き盛り」は、サイズや肉の種類を選べます。今回は「赤焼き」のSサイズ(1080円)を頼んでみました。見た目からして、これがおいしくないわけがない!といった感じ…絶妙なミディアムレアで焼かれたやわらかいお肉に、玉ねぎとにんにくのソースがたまりませんでした。 スッキリとした飲み口のクラフトビールには、お肉が本当によく合います!

    • ゆったりとした時間が流れる店内。あたたかい大人の雰囲気が素敵なお店でした。 営業時間:18:00~24:00 定休日:不定休(火曜の場合が多い)

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    【5軒目19:00】ナチュラルおしゃれなほっこりビアバー「フウタズ(Craft Beer Dive Futa's)」で締めの逸品を堪能

    【5軒目19:00】ナチュラルおしゃれなほっこりビアバー「フウタズ(Craft Beer Dive Futa's)」で締めの逸品を堪能

    香林坊から徒歩5分、締めの5軒目は「フウタズ(Craft Beer Dive Futa's)」にやってきました。竪町の裏通りで、窓から漏れる光があたたかいオシャレなお店です。店内は、カウンター・テーブル合わせて18席ほど。

    • クラフトビールは、6種類。私たちは、「ブレイクマシーン」(カルミネーションブルーイング/アメリカ)と「がちゃめぎココナツミルクシェイクIPA」(ビーイージーブルーイング/青森)を飲んでみました。ブレイクマシーンはキレがありすっきりとした飲み心地。そしてココナツのビールは、まろやか~で甘い!「がちゃめぎ」とは青森の方言で「ぬかるみ」という意味なのだとか…その地域ならではのネーミングも、クラフトビールの醍醐味ですね。

    • 甘いビールを飲んだら、ちょっとピリ辛なつまみがほしいなぁ…と、目に留まったのは「九条ネギとゆずこしょうのピザ」(900円)。カリカリサクサク&とろーりチーズに、ゆずこしょうとネギの風味がベストマッチしておいしい!

    • ビールと食事を楽しみながら、ナチュラルでかわいらしいインテリアにも目を奪われます。とくにお皿が素敵!カウンターのタイルにも、よく見ると「Futa's」の刻印が。

    • 「お皿やタイルはオリジナルですか?」と聞いてみると、なんと店主の風太さんのお父さんが九谷焼作家さんで、全て作っていただいたとのこと。穏やかで静かな雰囲気の中にも、独自のこだわりや芯の強さが感じられます。店内はおしゃれで親しみやすい、素敵なバー空間となっていました。

    • クラフトビールハシゴ酒、締めの一品にはフウタズオリジナルの「ブルーチーズとブルーベリーのアイス」(400円)をいただきました!甘くてほろ苦い大人の味でした。おなかいっぱいです。 営業時間:平日・土曜15:00~23:00 日・祝12:00~24:00 定休日:月曜

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    【20:00】まちバス「片町・タテマチ」バス停でゴール!

    【20:00】まちバス「片町・タテマチ」バス停でゴール!

    プレーゴ前にある「片町・タテマチ」バス停のまちバス最終は、20:15。間に合いました!夕暮れ時からたらふく飲んで食べて、大満足のハシゴ酒でした。いろいろなクラフトビールはもちろん、5軒それぞれに個性があり、あたたかくて楽しいお店ばかりでしたよ♪金沢でクラフトビールが楽しめるお店は、他にもまだまだあるようです!お気に入りのお店を見つけて、堪能してみてくださいね。※このコースは2020年1月19日に行ってきました。(撮影協力:Life is wonder)

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