金沢の冬の風物詩と言えば「雪吊り」!金沢市内にある色んな「雪吊り」と武家屋敷の「こも掛け」を巡るよ

金沢の冬の風物詩と言えば、真っ先に思い浮かぶのはやっぱりカニ、ブリ、牡蠣、おでん……とつい食べ物ばかりを思い浮かべてしまいますが! 冬になると現れる?まさに冬の金沢の風物詩ともいうべき景色があるんです。 そう「雪吊り」です! 兼六園の雪吊りがとても有名ですが、「雪吊り」は実は兼六園だけではなく至る所に施されているのです。今回はそんな「雪吊り」、それもちょっと変わった「雪吊り」を巡ります。 そしてもう1つ金沢の冬の景色といえば武家屋敷の「こも掛け」。こちらも外せませんね。

朝からスタート

からスタートmorning start!

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    【9:30】金沢駅のクロマツの「雪つり」からスタート

    【9:30】金沢駅のクロマツの「雪つり」からスタート

    世界で最も美しい駅14選にも選ばれた金沢の玄関口「金沢駅」。もてなしドームと鼓門前は有名ですが、その鼓門の前に並ぶ6本の黒松。冬の時期になるとこのクロマツも「雪吊り」が施され冬の装いになるのです。

    • 金沢駅の兼六園口を出ると目の前にそびえ立つ「鼓門」。もてなしドームを抜け「鼓門」をくぐります。

    • 鼓門を抜けると両脇にクロマツが3本ずつ並んでいます。これらのクロマツも来たる冬に向け「雪吊り」が施されるのです。

    • 金沢の冬の風物詩「雪吊り」とは、北陸地方特有の重い湿った雪から樹木を守るために施されています。金沢の冬の風情が感じられる「雪吊り」は、毎年11月1日兼六園の「唐崎松」から始まります。そして12月中旬頃まで金沢の至る所で職人さんによる「雪吊り」作業が見られるのです。実は「雪吊り」は兼六園のみならず、街路樹から一般家庭に至るまでいろんなところで施されているんですよ。

    • 美しく「雪吊り」が施されたクロマツと鼓門。冬の時期にしか見れないのでここは是非チェックしておきましょう。

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    【9:40】金沢駅から「まちバス」に乗り武蔵ヶ辻へ

    【9:40】金沢駅から「まちバス」に乗り武蔵ヶ辻へ

    金沢駅で鼓門とクロマツの「雪吊り」をみたら、まちバスに乗り武蔵ヶ辻へと向かいます。土日祝日も運行していて金沢駅から100円で金沢市内の主要観光地へと出かけられます。

    • まちバスは金沢駅の兼六園口を出てすぐ左手にあります。

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    【9:50】武蔵ヶ辻のエムザ前にある「雪吊り」を模した「金箔きらら」

    【9:50】武蔵ヶ辻のエムザ前にある「雪吊り」を模した「金箔きらら」

    金沢の台所・近江町市場のある武蔵ヶ辻。その交差点にある「めいてつエムザ」前に冬の時期になると現れるのが「金箔きらら」。 この「金箔きらら」は「雪吊り」に、雪の結晶をかたどった金沢の伝統工芸品・金箔をあしらったモニュメント。ちょっとクリスマスツリーのようでもあります。

    • 12メートル、8メートル、6メートルと大中小3基あります。間近で見ると結構大きいです。

    • 武蔵ヶ辻周辺の街路樹にもイルミネーションが施され、2月中旬頃まで夜になるとライトアップされます。

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    【10:10】雪吊りを模した屋根のある金沢市文化ホール

    【10:10】雪吊りを模した屋根のある金沢市文化ホール

    東京芸術劇場を手掛けた建築家・芦原義信氏と、帝国劇場を設計した金沢出身の谷口吉郎氏の共作による金沢市文化ホール。実はこの建物は「雪吊り」を模した建築物なんです。建物の中央にある正四角錐の印象的なモニュメント。この上部、屋根が「雪吊り」になっているんです。

    • 金沢市文化ホールへは、武蔵ヶ辻の「めいてつエムザ」から香林坊方向へと歩き、ちょうど尾山神社のある交差点を尾山神社と反対方向に進見ます。 尾山神社の参道の木々にも雪つりが施されていますね。

    • 金沢市文化ホールまでは武蔵ヶ辻から徒歩10分ほどで到着します。「雪吊り」を模した場所は中央の屋根なので建物から少し離れて見たほうがよりわかりやすいですね。

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    【10:30】金沢の長町武家屋敷の冬の風物詩「こも掛け」

    【10:30】金沢の長町武家屋敷の冬の風物詩「こも掛け」

    金沢文化ホールから続いては長町武家屋敷へ。冬になると武家屋敷では土塀を守るための「こも掛け」が施されます。この「こも掛け」も金沢の冬の風物詩ですね。

    • 金沢市文化ホールの横の道をまっすぐ金沢私立中央小学校方面へと進みます。つきあたり左手に「金沢市足軽資料館」があります。ここからいわゆる長町武家屋敷エリアに入ります。

    • 「こも掛け」も「雪吊り」も終わり冬支度も完了したところでしょうか。

    • 「薦(こも)掛け」とは、金沢の水分を多く含んだ雪から、土塀の損傷や、付着した積雪による土剥がれを防ぐために、わらで作った薦(こも)を土塀につり下げます。この「こも掛け」は毎年12月上旬に始まり3月まで設置されます。まさに冬の時期にだけお目見えする武家屋敷の冬の装いなのです。

    • 土塀にすき間なく掛けられた「こも掛け」を見ると、「冬」が来たなぁという感じです。

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    【10:40】武家屋敷跡「野村家」で江戸時代にタイムスリップ

    【10:40】武家屋敷跡「野村家」で江戸時代にタイムスリップ

    石畳や土塀など、江戸の藩政期の風景を残す長町武家屋敷跡。武家屋敷跡と庭園を一般公開しているのが「武家屋敷跡 野村家」です。「野村家」は、藩祖・前田利家公に直臣として従った加賀藩士・野村伝兵衛信貞(のむらでんべえのぶさだ)の屋敷跡です。

    • 長町界隈のほぼ中央あたりにある「武家屋敷跡 野村家」。 ○ 開館時間 4~9月:8:30~17:30、10~3月:8:30~16:30(入館は閉館の30分前まで) ○ 定休日  12月26日・27日、1月1日・2日 ○ 入館料  大人550円、高校生400円、小中学生250円

    • 「武家屋敷跡 野村家」は、日本国内の観光地を格付けしたガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星獲得。さらに米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌の日本庭園ランキングでは3位に選出されています。

    • 野村家の邸宅内には、加賀藩のお抱え絵師、狩野派の佐々木泉景(せんけい)の襖絵や、贅を尽くした総檜造りの格天井の「上段の間」など見所がいっぱいです。 「謁見の間」や曲水の庭園があったりと当時の上級武士の生活を垣間見ることができます。

    • 上段の間の奥にある濡れ縁から見た庭園。美しいですね。 実はこの場所、JR北陸新幹線の開業CMで女優の杏さんが着物を着て腰掛けていた場所です。

    • 濡れ縁の奥へと進むと離れの茶室へと続く石造りの階段があります。石段の先には数寄屋建築の茶室「不莫庵(ふばくあん)」があります。

    • 茶室「不莫庵(ふばくあん)」ではお抹茶とお干菓子(税込300円)をいただくことができます。

    • 茶室は廊下の右手。天井は神代杉の一枚板という珍しい造りだそうです。

    • 出されたお干菓子は、「茶菓工房たろう」の『地の香』。 きな粉を水飴で練りあげ、マカダミアナッツを混ぜ込んだ優しい甘さと上品な味わいの干菓子です。

    • 茶室の窓からも庭園を眺めることができます。

    • 2階から眺めるとまた随分と違った印象です。 そして木々には「雪吊り」が施されてますね。

    • 廊下を挟んだ反対側は「控えの間」。

    • 「野村家」の庭園は高低差がつけられていて、小さな滝もありました。かなり凝った作りの庭園ですね。

    • 邸宅の蔵は「鬼川文庫」という、野村家伝来の刀剣や書状、絵、蒔絵が施された硯箱などの展示資料館になっています。こちらもかなり見所ある品物が展示されているのでお見逃しなく。

    • 「野村家」のすぐ横には「茶菓工房たろう」があります。 お干菓子として出された『地の香』ももちろん売ってます。

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    【12:00】ランチは「おいしいいっぷく鏑木」で加賀野菜カレー

    【12:00】ランチは「おいしいいっぷく鏑木」で加賀野菜カレー

    「武家屋敷跡 野村家」を見た後は、「おいしいいっぷく鏑木」で加賀野菜カレーをいただきます。油を使わず、野菜とカレー粉だけで作られた和風カレーです。

    • 「野村家」をでて、大野庄用水に沿って武家屋敷通りを歩いていきます。

    • 長町の二の橋を渡り、武家屋敷通りを行きます。 石畳に武家屋敷の土塀に挟まれた、THE武家屋敷といった風情の場所ですね。

    • 長町武家屋敷跡にある「九谷焼 鏑木商舗」は、九谷焼の販売、明治から昭和初期の貴重な九谷焼の展示、そして九谷焼の器で料理を提供する食事処とカフェが併設されたお店です。

    • ショップの奥にある庭を望めるカウンター席でお食事がいただけます。 他にもお茶室風の個室や2階大広間もあります。

    • ランチで提供されている「加賀野菜カレー」(税込1600円)。 しっかりスパイスが効いていて大人なカレーです。加賀野菜もたっぷり入ってます。 九谷焼の器でいただくカレーというのも新鮮でした。

    • 「おいしいいっぷく鏑木」 昼のお食事 11:30〜(主に月曜休み) 夜のお食事 18:00~22:00/ラストオーダー21:30(主に日曜・月曜休み)

    • 「おいしいいっぷく鏑木」のあるエリアはいかにも武家屋敷!といった風情の場所です。 塀の向こうから武士が歩いて着ても違和感なさそう。

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    【13:00】片町きららの巨大クリスマスツリー

    【13:00】片町きららの巨大クリスマスツリー

    雪吊りというわけではないですが、冬の時期になると片町きららの前にとても大きなクリスマスツリーが出現します。新たな金沢の冬の風物詩になる、かもしれませんね。

    • 長町武家屋敷は香林坊のすぐ裏手にあるので、金沢の繁華街、香林坊や片町までも歩いてすぐなんです。せっかくなので片町きららの巨大クリスマスツリーも見ておきましょう。

    • 夜になるともちろん綺麗にライトアップされます。

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    【13:30】金沢の冬の風物詩!「兼六園」の雪吊り

    【13:30】金沢の冬の風物詩!「兼六園」の雪吊り

    金沢の冬の風物詩といえば絶対に外せない「兼六園」の雪吊り!もはや金沢の冬の代名詞ですね。金沢の雪吊りはここ兼六園から始まりますからね。

    • 「兼六園」で最も観光客が集まる場所といえばやはりここ「琴柱灯篭(ことじとうろう)」でしょうか。兼六園を訪れるとこの場所はいつもものすごい行列になっていますね。 この角度もいいんですが、冬の時期はもうちょっと角度をずらすのがオススメです!

    • ちょっと場所を変えるとこのように「琴柱灯篭」と、雪つりが施された「唐崎松(からさきのまつ)」を一緒に収めることができるんです。 やはり冬の兼六園といえばこの景色でしょう。

    • 近くから見た「唐崎松」。 金沢の「雪吊り」はこの「唐崎松」から始まるんです。おそらく「雪吊り」で最も有名な木ではないでしょうか。

    • 「唐崎松」からスタートし、ほかの木々にも次々と「雪吊り」が施されていきます。 「雁行橋」と「雪吊り」。

    • 明治記念の碑の周りの「雪吊り」も雄大で見応えがあります。 ちなみによく見かけるこの円錐形の「雪吊り」は「リンゴ吊り」と呼ばれます。

    • 明治記念の碑のほぼ真正面にある「根上松(ねあがりのまつ)」。こちらの「雪吊り」先ほどと形が違いますね。これは「幹吊り」といって、大きな、幹のしっかりした木に施される「雪吊り」です。 一口に「雪吊り」といっても実はいろんな種類があるんです。 職人さんは木の大きさや枝ぶりに合わせて適した「雪吊り」を施していってるんですよ、すごいですね。

    • 霞が池に浮かぶ「蓬莱島」。これは、「幹吊り」かな?

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    【14:30】兼六園内の「内橋亭」で雪吊りを眺めながらの一服

    【14:30】兼六園内の「内橋亭」で雪吊りを眺めながらの一服

    兼六園内にはいくつかお食事処があります。その中でも霞が池のほとりに建つ「内橋亭」は雪吊りを眺めながら一服できるちょっと穴場な場所なんです。

    • 湖畔に建つ「内橋亭」。お食事や甘味がいただけます。

    • 霞が池がすぐ目の前にあるので、外の床几に座っていただくのもいいですね。 ただ冬場は結構寒いですよ。

    • 「内橋亭」のお座敷は2棟あり、湖畔の横と、霞が池にせり出すようになっている棟があります。どちらもすぐ目の前が霞が池なので景色はバッチリです。

    • 正面のお座敷に入りました。ちょうど奥の襖の向こう側が「琴柱灯篭」があるという位置関係です。

    • 注文はお座敷に入る前に、土産物屋さんのレジで注文します。先払い制です。 寒い冬には心からあったまる「ぜんざい」(税込650円)が美味しいですね。

    • お座敷の奥にも実は部屋があるんです。 橋の向こうにある部屋は霞が池の上に建ってるんです。 残念ながら今は立ち入り禁止になっています。橋の手前から見ることはできます。

    • 奥の座敷の窓の向こうには蓬莱島が目の前に!なんとも贅沢な立地ですね。 借景というやつですね。

    • 拡大して見ると「唐崎松」まで見えますね。

    • 橋の下にはなんと舟がありました。場所的には見せるためのものでもなさそうですし、実際に使ってる感があったんですね。気になってお店の方に聞いたら、庭師さんが手入れの時に実際に使っているそうです!なるほど。

    • 木で見えにくいですが、建物が霞が池までせり出してるのがわかるでしょうか。 池の上に立つ水亭と手前のお部屋の間に橋が掛かっていることから「内橋亭」と呼ばれたそうです。 「内橋亭」 ○ 営業時間 (夏期)9:00〜17:00、(冬期)9:00〜16:00 ○ 定休日  水曜日(不定休)

    • 「内橋亭」のすぐ後ろにある「栄螺山(さざえやま)」の頂上からは霞が池が一望できます。見晴らしもいい上に、実は人も少ない穴場スポットでもあります。

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    【16:00】香林坊イルミネーション前でゴール

    【16:00】香林坊イルミネーション前でゴール

    兼六園から香林坊へと戻りゴール。 香林坊の街路樹のイルミネーションの中には「雪吊り」を模したものもあるんですよ。 日が暮れたら車道を光のトンネルで包む「雪吊り」のイルミネーションを堪能するのもいいですね。 ※このコースは2019年12月22日に行きました。 (イルミネーションの写真は金沢市提供)

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