かわいくて、おいしくて、カラダも喜ぶ「Fruit House Kanazawa」

タテマチストリートに季節ごとの旬のフルーツを使ったスイーツとカクテルが楽しめる「Fruit House Kanazawa」がオープン。2021年2月1日のオープンから間もないながら、注目を集めている。

スイーツ好きもお酒好きも大満足!

自身も大のフルーツ好きのオーナーが、フルーツの魅力をより多くの人に知ってもらいたいとオープンしたのが「Fruit House Kanazawa」。昼間は、フルーツドリンクやサンドイッチ、パフェなどが楽しめるカフェ、夜はフレッシュフルーツを使ったカクテルやフルーツに合うお酒を提供するバーとして営業中だ。

「フルーツが体にいいのはわかっていても、値段が高いとか、日持ちがしないというイメージを持っている人が多い。お酒には合わないと思っている人も少なくない。そのイメージを払拭して、甘党にも辛党にもフルーツを楽しんで味わってもらえる店を作りたいと思ったんです」と話すのはオーナーの櫻井靖典さん。

場所はタテマチストリートの中程、CoCoTTo KANAZAWAの真向かいにある。

自家製シロップにカラフルなフルーツがゴロゴロ入ったフォトジェニックなドリンク(Sサイズ380円、Rサイズ480)

 

 

 

素材は厳選! シロップもすべて自家製

見た目のカラフルさとかわいらしさが注目されがちだが、それだけじゃないのがフルーツハウスのドリンク。

櫻井さんいわく「フルーツのおいしさと栄養を最大限に引き出そうと考えて作った『食べるドリンク』です」という。そのため、使うのは素材の栄養が一番高くなる旬の時期のもの。栄養を余すところなく使い尽くすために、シロップはすべて櫻井さんが自ら仕込んだ自家製。ていねいに仕込んだシロップは、フルーツの酵素たっぷりで色鮮やかなのが特徴で、水割りや炭酸割りで飲む。『食べるドリンク』と言う通り、カップに沈むフルーツも美味しく食べることができる。

スムージーやネクターにしないのは、ビタミンなどフルーツの栄養や酵素が熱に弱いから。ミキサーやジューサーにかけると、どうしてもその栄養が壊れてしまうのだそうだ。

フルーツハウスのドリンクはどれも、かわいらしい見た目の中に、そんなこだわりと思いやりが詰まったスペシャリティなのだ。

櫻井さんがいちばん好きなフルーツはパイナップルなのだとか。台湾パイナップルは、まさにこれからが旬!

 

カフェメニューはほかに、月替わりの限定パフェやフルーツサンド(380円~)など。もちろんどちらも櫻井さんが素材を厳選した上で、現役パティシエのお姉さんと一緒に試行錯誤して作り上げたもので、甘みと酸味のバランスや、食感などが計算し尽くされている。一層ごと食べても、混ぜ合わせて食べてもおいしい!当然フォトジェニック! さっぱりとした甘みのフルーツドリンクとの相性もばっちり。

限定パフェとフルーツサンドは個数限定のため、売り切れにはご注意。

フルーツサンドは大迫力のルックスながら案外あっさりと食べられる。フルーツと特製クリームを挟んでいるのは人気の食パン専門店HARE/PANの純生食パン。

 

台湾パイナップル(770)。たっぷりのパイナップルはフレッシュとジュレで味わえる。ヨーグルトムースやチョコ、バジルでより深い味わいが楽しめる。

 

 

 

好みのフルーツでオーダーできるカクテル

夜のフルーツハウスは一転して落ち着いた雰囲気のバーになる。もちろんメインになるのはフルーツだ。

バーテンダーの経験もある櫻井さんが作るのは、ベーシックなカクテルをはじめ、フレッシュフルーツを使ったオリジナルカクテル(880円~)

生のフルーツを使うカクテルをメインに出すバーは金沢でも珍しい上、好きなフルーツや味などを告げれば、メニューにないものも即興で作ってもらえるのがうれしい。

お酒が飲めない人、あまり強くない人にはノンアルコールや弱めのカクテルを提供してくれる。

高級クラブの代名詞のイメージがある、フルーツの盛り合わせとシャンパンもグラスセットで1,650円というリーズナブルさ。こちらも季節ごとのフルーツが味わえるから、是非オーダーしたい。

普段飲んでいるカクテルも、フレッシュな果汁や果肉が入ると全く別物のような香りと味わいが楽しめるのだそう。

 

カフェメニューを中心に、ほとんどがテイクアウト可能。もちろん店内でもいただける。

カウンターだけのコンパクトな店内は、シックな白壁を基調にしつつ、フェイクプランツがセンス良く飾られてボタニカルな雰囲気。

昼間はかわいらしく、夜はスタイリッシュに空間を演出している。

カウンターの奥に並ぶフルーツやシロップのビンがスタイリッシュな雰囲気を和らげ、華やかにしている。

 

 

 

 

 

※価格はすべて税込

 

取材日時2021430

 

取材・文 小杉智美

 

 

 

 

店舗情報

店舗名 FruitHouse kanazawa
住所 金沢市片町1-12-21菊川ビル
電話番号 080-4468-2580
営業時間 Cafe 11:00~18:00、Bar20:00~
定休日 水曜