【金沢主計町エリア】金沢市内の桜の名所を巡りSNS映えする桜撮影スポットをご紹介(朝編)

歴史・伝統・美しい風景・グルメなどすべて揃っている金沢に、お花見時期は桜も加わり見どころ満載になります。情緒ある茶屋街の桜並木に始まり、金沢市内中心部のSNS映えするお気に入りの桜撮影スポットを紹介します。桜+αのスポットや地元の方に人気のグルメも。このコースは毎年満開の日に私が撮り歩いているコースです。ちなみに、今年2019年の金沢の開花予想は天気予報の会社によって若干異なりますが、おおむね3月29日~4月1日だそうですよ。

朝からスタート

からスタートmorning start!

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    【10:10】橋場町バス停からスタート

    【10:10】橋場町バス停からスタート

    橋場町バス停(③主計町・ひがし茶屋街)からスタートします。 このバス停へは金沢駅からだと東口(兼六園口)7番乗り場から出る北鉄バス「橋場町経由柳橋行」が便利です。 その他の橋場町を経由する路線は下車場所が異なりますのでご注意ください。 金沢駅からの所要時間は10分弱です。 バス停のすぐ後ろが「主計町茶屋街」の入り口です。

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    【10:11】「和菓子処はやし」でお花見団子を購入

    【10:11】「和菓子処はやし」でお花見団子を購入

    バス停すぐ近くの「和菓子処はやし」でおやつ用にお花見団子を買っていきます。こちらでは各種和菓子が売られていますが、上品な甘さで見た目にもかわいい上生菓子もお奨めです。私もお客様の接待用のお茶菓子としてよく買っています。普通は季節のお花など和風の物がモチーフですが、こちらの御主人はチャレンジャーで、北陸新幹線かがやきをモチーフにしたものやハロウィンかぼちゃをモチーフにしたものもあります。上生菓子は季節や時期によって販売されるものが異なります。

    • 店内ではやさしいおかみさんが接客してくれます。 取材日が3月1日なので残念ながらお花見団子はまだ販売されていませんでしたが、3月15日頃から販売開始し、お花見ができる4月上旬ころまで販売予定で、価格は130円(税込)を予定しているそうです。 価格・販売期間供変更になる可能性があります。個人商店なのでその辺は若干アバウトですが、お味は間違いありません。 営業時間 9:00~19:00 定休日  日曜日

    • 撮影のために特別に用意して頂きました。 通常は店内での飲食はできません。 また、お茶の提供もありませんのでご了承ください。

    • お団子の他に街歩きのおやつにお奨めなのは「すはま」です。 上の写真の小皿に乗ってるのがそうです。 私もよく買います。 一口サイズで食べ易く、街歩きで疲れた体には優しい甘さがぴったりです。

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    【10:20】情緒溢れる「主計町茶屋街」の街並みと満開の桜

    【10:20】情緒溢れる「主計町茶屋街」の街並みと満開の桜

    「主計町」は「かずえまち」と読みます。浅野川沿いにある茶屋街です。町名の由来は藩政時代に富田主計(とみたかずえ)という藩士の住居があったからだそうです。昭和の時代に住居表示法によって歴史のある町名が消えて行きましたが、1999年にここ主計町の旧町名が正式な町名として復活し、それを皮切りに金沢市のみならず全国各地でも旧町名を復活させる動きが始まりました。 茶屋街を挟んで上流側に浅野川大橋、下流側に中の橋がありますので、橋を使って対岸にも渡り、ぐるっと1周して撮り歩きます。 この場所では風情ある茶屋街の街並みと浅野川沿いに咲き誇る桜並木とを入れて撮りましょう。逆光より順光で撮ると青空がよりきれいに青く撮れ、青空に桜の花が映えますよ。お試しください。

    • 下流方向に進むと「中の橋」が見えてきます。 この橋は欄干などが木製なので、それを入れて撮ると和の雰囲気が盛り上がります。 橋の上から桜並木を狙いましょう。 欄干を入れての自撮りやポートレートも絵になると思います。 一眼やミラーレスカメラをお持ちの方は背景をぼかして撮ってみてください。プロっぽい写真が撮れるかもしれません。 向こうに見える浅野川大橋はこの辺りのシンボルともいえますので、入れて撮ると金沢感が増します。

    • 今度は橋を渡り、対岸から街並みを撮ってみましょう。 以前、自動車のCM撮影をこのアングルでも撮ってるのを見たことがあります。 川面を入れたアングル、入れないアングルで試してみてください。 こちら側の桜を入れるのも良いかも。

    • 今度は浅野川大橋の方からも狙ってみましょう。 先程とは逆に中の橋を入れて撮ると和風の木製の橋が情緒を盛り上げます。 また少し違った雰囲気の写真が撮れると思います。

    • この場所は夜になるとこんな感じで昼間とは雰囲気が異なり、ぼんぼりの灯りが水面に写り茶屋街らしく艶やかな雰囲気になります。 時間をおいて夜にもう一度訪れて夜桜撮影もお奨めです。 私もいったん帰宅して、夜また出掛けてきます。 夜の撮影は難しいですが、上手く行けばSNS映えは間違いありません。 三脚があると成功率が高いです。

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    【11:00】絶対外せない「暗がり坂」の桜色絨毯

    【11:00】絶対外せない「暗がり坂」の桜色絨毯

    浅野川大橋を渡ってバス停までもどったら、今度は川沿いではなくお鮨屋さんと先程の「和菓子処はやし」の間の路地を進みます。 左側3つ目の角を曲がると「暗がり坂」です。 この場所の桜は1本だけですが存在感があります。 川沿いの通りの桜より少し早く咲くので、他が満開の時はもう散り始めているのです。 辺りは桜色の絨毯を引いたようになります。 この路地が持つ雰囲気と相まって独特な美しさを醸し出します。 桜は散り際が最も美しいといいますが、本当にその通りだと思います。 散った花びらが目立つように、ローアングルで路面から見上げる感じで撮るといいと思います。

    • 桜の横の建物は「主計町事務所」いわゆる見番で、芸妓さん達が芸事のお稽古をする場所でもあります。 運がよければチントンシャンと、芸妓さんが奏でる三味の音が聞こえてくるかもしれません。 私は、そんな場面に遭遇したら音も入るように動画で撮ります。 はらはらと散る桜の花びらの映像に三味の音が入って何とも風流な動画が撮れますよ。

    • 夜桜ついでにこちらもお奨めです。 町家の灯りが辺りを照らし、幻想的な雰囲気すら感じます。 ここもきれいに撮るには三脚があった方がベターです。 ISO感度を下げてシャッタースピードを遅くするのがコツです。 もし、思うように撮れなかったら、あなたの心にこの光景を焼き付けて旅の思い出にしてください。

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    【11:30】地元の人に人気の定食屋「じわもんや」でランチ

    【11:30】地元の人に人気の定食屋「じわもんや」でランチ

    11時半近くなったら次の撮影スポットに移動する途中で少し早めのランチを頂きましょう。 「じわもんや」は地元の方が通う人気の定食屋です。670円(税込)の定食が多数あり、リーズナブルにランチが頂けます。私のお気に入りは「さわらのみそ漬け焼き定食」です。 少し濃いめの味噌味がご飯に合います。 小鉢がいろいろ付いてるのもうれしい。ごはんのお代わりは1杯目無料、2杯目から100円(税込)です。ランチタイムはセルフでコーヒーもサービスです。

    • 営業時間 11:00~14:00      17:30~20:30 定休日  土・日・祝 12時になると混んでくるので、少し早めの入店をお奨めします。 食券制になっています。店内に食券の販売機があります。 「じわもん」とは、地物という意味です。

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    【12:20】「大手堀」で人面魚発見!?

    【12:20】「大手堀」で人面魚発見!?

    じわもんやを出て金沢城公園方向に少し歩くと大手堀に出ます。 明治以降に金沢城のお堀は埋め立てられ道路などに転用されてきましたが、大手堀だけは埋められることなく現在に至っています。お堀沿いには桜の木が植えられて市民の散歩道として親しまれています。

    • 大手堀には2ヶ所のウッドデッキが設置されています。 黒門口寄りのウッドデッキに立って水面を見ると、たくさんの鯉が寄ってきます。 鯉に餌を与えている方がいるのでしょう。 その集まった鯉の中に、かつて話題となった「人面魚」らしき鯉がいます。 金色の鯉に注意してください。 人面魚は2匹以上います。 金色の個体は人面っぽく見えやすいのだそうです。

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    【12:40】「白鳥路」はまるで屋外美術館

    【12:40】「白鳥路」はまるで屋外美術館

    大手堀のウッドデッキから戻るようにして進むと白鳥のモニュメントがある「白鳥路」の入り口があります。 白鳥路は藩政時代は白鳥堀というお堀でした。現在は遊歩道となっています。金沢市ではパブリックアートとして162体の彫刻やモニュメントを屋外に設置していますが、その内の21体の彫刻作品が白鳥路の遊歩道に設置されています。桜のトンネルと彫刻作品のコラボを楽しんでください。

    • 上が入り口にある白鳥路のシンボル的な白鳥像。 下の左は作品名「韻」。 下の右は作品名「いずみ」です。 もしかしたら、知り合いに似た作品があるかもしれません。 私の場合、同級生に似てるのが1体。友達に似てるのが1体ありました。 友達とは一緒に見に行って似てることを伝えたのですが、本人は納得してないみたいです。

    • 金沢三文豪の像もあります。 真ん中が泉鏡花。 奥のちょい悪オヤジ風が徳田秋声。 手前のおじいちゃんが室生犀星です。 最近、文豪がイケメンに描かれたオンラインゲームがあるそうで、金沢三文豪も登場するらしいですが、そのゲームのファンの方は是非チェックしてみてください。

    • 白鳥路には街中なのに蛍が生息しています。 かつて、遊歩道脇の小川に幼虫を放流したそうですが、今では放流しなくても自生しているそうです。 6月の週末には「蛍鑑賞の夕べ」が催されます。 街灯が消され、暗闇に数多くの蛍が飛び交う姿を鑑賞することが出来ます。

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    【13:00】兼六園下バス停に到着

    【13:00】兼六園下バス停に到着

    金沢駅へは兼六園下バス停(⑤白鳥路前のりば)から北鉄バス「城下町金沢周遊バス左回りルート」の利用が便利です。香林坊や武蔵ヶ辻を経由する路線は横断歩道を渡って①石川門向いのりば、又は、②観光物産館前のりばから利用できます。 時間と体力に余裕のある方は引き続き、兼六園下からスタートする昼編のコースもお試しください。 ※このコースは2019年3月1日に行ってきました。桜の写真は前年のものです。

Finish!

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