香林坊・金沢竪町・新竪町でおいしい寒さ対策
年末に向かって一層寒さが増す12月。雨や雪の合間の天気がいい日に、香林坊~金沢竪町~新竪町をのんびり歩き、おうちで温まるためのコーヒー、お茶やお酒などを、おいしく味見しながら探しましょう。
朝からスタートmorning start!
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【11:23】「香林坊大和・アトリオ」バス停をスタート
今回の「まち歩き」のスタートは、大型商業施設が集まるエリアにある「香林坊大和・アトリオ」のバス停から。土日祝は100円でまちなかを巡れる、まちバスが便利ですよ!まずは、157号線を挟んで向かいにある、「香林坊東急スクエア」に向かいます。
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こちらが、最初の目的地「金澤文豪カフェ あんず」のある「香林坊東急スクエア」です。
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「金澤文豪カフェ あんず」は地下1階の書店「うつのみや」に併設されています。
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【11:30】文学と「金澤」の名を冠したコーヒーと程よいボリュームのブランチ
1879年(明治12年)創業の「うつのみや」は、石川、富山、福井で、書籍、楽器、文具などを販売。徳田秋聲、泉鏡花、室生犀星の「金澤三文豪」が若い頃に通ったとされる歴史ある書店です。併設のカフェ「あんず」では、文豪による直筆の書などが飾られ、日本近代文学の香りが感じられる空間となっています。
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店内は和モダンの落ち着いた雰囲気。ソファに腰かけ、お茶やコーヒーを飲みながら本を読み、ゆったり過ごせそうです。
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壁には明治期の文人や著名人による真筆(直筆の書作品)が掲示されています。「うつのみや」は来年2024年に145周年を迎えますが、30周年を祝うメッセージなどを見ることができます。
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左は「みだれ髪」で知られる与謝野晶子が贈った30周年を祝うメッセージ、右は皇族に和歌や書の指導をした阪正臣の真筆。
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また、反対側の壁には、武者小路実篤や夏目漱石など文豪によるサイン(レプリカ)がディスプレイされています。ファンが記念撮影に来ることもあるそうです。
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今回は10月からの新メニューの「チーズハンバーグのホットサンドのセット」(税込920円 ※提供は17時まで)をオーダー。セットのドリンクは「金沢珈琲」のブレンドです。ホットサンドのパンはサクサク、ハンバーグとチーズがたっぷり入っていて、シンプルだけど食べごたえがあります。
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「金沢珈琲」のブレンドは、しっかりした味でありつつも、口当たりはあっさり。スイーツにも食事にも合う味です。 マグカップは九谷焼。器が豪華だと、贅沢な気分になれますね。
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店内では「金沢珈琲」と同じ豆で作られた「金澤三文豪コーヒー」のドリップコーヒーバッグ(税込220円)が販売されています。
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カフェで「金沢珈琲」を飲んでみて気に入ったら、自宅や職場でのコーヒーブレイクに楽しんでみてはいかがでしょうか。パッケージのイラストが素敵なので、仲の良い人へのプレゼントにも。
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また、金沢や石川の伝統工芸品も展示販売。九谷焼の器は海外からのお客さんに人気で、特に「アルプスの少女 ハイジ」の柄のものはよく購入されるそうです。窯元から直接仕入れているのでお買い得とのこと。
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イギリスから輪島市に移住したスーザン・ロスさんによる、輪島塗と金沢金箔を組み合わせたアクセサリーもあります。カジュアルにもスーツスタイルにも合わせやすく、軽くてつけていても疲れないのが魅力とのこと。スーザン・ロスさんによる著書『漆に魅せられて』も一緒に販売されているのが、書店の「うつのみや」併設の「金澤文豪カフェ あんず」ならでは。
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ほか、県内女性作家による漆器なども販売。ホッと温まるコーヒーと文学、金沢の伝統工芸に現代的な感覚を融合させた雑貨がある金澤文豪カフェは、冬のお出かけにピッタリです。
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『金澤文豪カフェ あんず』 ・住所 金沢市香林坊2-1-1 香林坊東急スクエアB1F ・営業時間 10:30〜18:45(L.O.18:00) 、火曜日17:30閉店(L.O.17:00) ・定休日 2023年11月中は隔週水曜日(8日、22日)、12月以降は、1月1日および全館休業日以外無休にむけて調整中。営業日の最新情報はX(旧Twitter)の公式アカウント「金澤文豪カフェあんず」(@korinbo211anzu)でご確認ください。
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さて、「香林坊東急スクエア」から出て、次のお目当てのお店がある金沢竪町に向かいます。片町方面に歩き、「片町1丁目」の交差点から、「竪町商店街(タテマチストリート)」に入ります。
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【12:40】試飲もできる「酒前線 きたなか」で冬こそおいしいお酒を探す
竪町商店街の中ほどにある酒店「酒前線 きたなか」は、一般のお客さんだけでなく、お寿司屋さんなど地元の飲食店もお酒を買いに来るお店です。
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店内に入り階段を降りると広がる売り場には、ワイン、ウィスキー、焼酎、日本酒、リキュール、スピリッツなど多種多様なお酒が、日本各地、海外のものもズラリと並んでいます。
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たくさんのお酒の中から、今回は冬にぴったりの日本酒(地酒)について店主の北中さんに聞いてみました。まずは、「御祖酒造」(みおやしゅぞう・石川県羽咋市)の「遊穂の湯~ほっ。」から。料理とともに楽しめるように作られた銘柄「遊穂」のなかでも、燗をするとより旨みを味わえるお酒とのことです。ラベルの温泉のマークが目印。
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次に、冬の味覚である牡蠣に合うお酒として教えてもらったのは、「数馬酒造」(かずましゅぞう・石川県鳳珠郡能登町)の「Chikuha Oyster(チクハオイスター)」。ワイン酵母で醸し、牡蠣料理に合うよう何度も試飲会を重ねて作られました。ラベルには、シルバーを基調とした、繊細なタッチで牡蠣が描かれています。
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そして、3つ目は「桜田酒造」(石川県珠洲市)の「大慶(たいけい)」という銘柄のお酒。杜氏さんが自分が飲みたいと思う「米本来の旨みを感じる味わい深いお酒」を目指して造っています。2023年5月の地震から半年が過ぎ、未だ復興の途上にある奥能登。「呑んで応援」というお酒好きならではの、エールの贈り方もアリなのでは。
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店内には日本酒の利き酒ができる、ワンコイン試飲機がありました(税込500円)。レジで先に支払いをすると小さなコップを3つもらえて、日本酒10銘柄の中から3銘柄(3杯)を30ccのずつ試飲できます(20分間の時間制限あり)。 試飲機は2019年の2月に設置され、試飲したお酒を店で購入するお客さんもいるのだとか。
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ボタンを押して試飲するお酒を選びます。私は「大慶」(桜田酒造)、「観音下(かながそ)」(農口尚彦研究所)、「手取川 大吟醸生酒 あらばしり 」(吉田酒造店)をチョイス。
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ボタンを押したらカップにお酒が注がれます。 「大慶」はさらりとした口当たりと旨が心地よく、「観音下」は口に含む前からふんわり広がる甘い香りにうっとりし、「手取川 大吟醸生酒 あらばしり 」は濃厚な味わいという、それぞれ異なった個性が感じられました。
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「きたなか」では、地焼酎、地ワイン、地ビールなども豊富に扱っています。日本各地の料理やお酒について詳しい北中さんは、お酒と一緒に食べるものなどからおすすめの銘柄を判断しているとのことです。お酒を飲むのが大好きなら、会話が盛り上がるはず! 『酒前線 きたなか』 ・住所 金沢市片町1丁目12番24号 ・営業時間 10:30~18:25 ・定休日 水曜日、1月1日、1月2日
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タイルで舗装された道と街路樹との組み合わせが、洗練された雰囲気を漂わせる竪町ストリート。セレクトショップやアクセサリーショップ、古着店などファッションに関係するお店がたくさん並んでいます。
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暖かく&おしゃれを楽しめる、冬のファッションめぐりをしつつ、新竪町方面に向かって歩きましょう。
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【13:30】「野田屋茶店」で中庭を見ながらの加賀棒茶とあったか和菓子でほっこり
ファッションやサブカルチャーの流行が感じられる竪町商店街ですが、歴史のあるお店もいくつも残っています。1859年(安政6年)から竪町で営業を続ける「野田屋茶店」で、温かい加賀棒茶を頂きます。
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店内はモノトーンの和の雰囲気で、奥には小さな中庭がありました。席はテーブル席、お茶のほか、茶器も販売されていました。
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小さいけれど明るくてきれいな庭。近くの席に座れば、お茶を飲みながら眺めることもできます。
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注文したのは、冬期の人気メニュ「「抹茶ぜんざい」(税込640円)。抹茶味のぜんざいにはあずきと白玉が入っています。セットのお茶は加賀棒茶です。
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抹茶の苦みにあずきの甘味がよく合う、絶妙な味わい。加賀棒茶の香ばしく、おだやかな苦みで口の中をリフレッシュできます。どちらも温かいので、体の中からぽかぽか。
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加賀棒茶は、茶の茎の部分を焙煎して作る、石川県の伝統的なほうじ茶。「野田屋茶店」の加賀棒茶は、お茶の収穫時期の中で最も品質が高いとされる一番摘みのお茶を自家焙煎しています。店内では2つ入りのティーバック(税込150円)から購入することができます。
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もちろん、日本各地のさまざまな緑茶も販売。お気に入りの銘柄や人気の銘柄も買えます。
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また、石川県加賀市打越でとれた茶葉で作った「加賀の紅茶」(2個入り・税込180円)も販売されています。ちょっぴり珍しい和紅茶をティーバッグで試してみるものいいですね。
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『野田屋茶店』 ・住所 金沢市竪町3番地 ・営業時間 9:30〜18:30 ・定休日 無休
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お店の向かい側には「竪町広場」が。天気が良くて、少し暖かければ、ここで日向ぼっこしてもよさそうですね。
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野田屋茶店を出て少し歩くと、新竪町商店街に入ります。 左方向に「昭和迷宮館」と書かれた看板が見えてきました。一体何のお店なのでしょう。気になるので、入ってみることに……。
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【14:10】「昭和迷宮館」のレトロな雑貨でほっこり
レトロショップ「昭和迷宮館」は、主に1970年代から80年代の昭和雑貨を展示・販売しています。多種多様なジャンルの雑貨が所狭しと並ぶ店内では、「お宝探し」をしているような気分になれそうです。
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窓辺には「ビクター犬」として知られる「ニッパー」(音響機器メーカー「日本ビクター」などのトレードマーク)の陶製の置物が。小さな二宮金次郎のオブジェもあります。
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ホーロー看板や、駄菓子屋で売っていたおもちゃも販売されていました。プリントされている芸能人やキャラクターは昭和の人気者たちばかり。人によっては懐かしかったり、新鮮に思えたりするのではないでしょうか。
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レジの近くには、大きなペコちゃんが。フィギュアや玩具のほかに、時計やカメラ、オーディオ、楽器などもありました。 たくさんのレトロアイテムが展示され、通路が狭くなっている場所もあるため、リュックサックを背負っていたり、大きな荷物を持っていたりする場合は、商品を落としたり、傷つけたりしないように慎重に移動する必要がありそうです。
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ポップで懐かしいアイテムがずらりと並ぶ空間はとってもフォトジェニック。思わず写真を撮りなくなりますが、撮影の際は一声かけてくださいとのことです。 『昭和迷宮館』 住所:金沢市新竪町3-64-1 営業時間:13:00~17:30 定休日:不定休
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さて、すでに新竪町商店街には入っているのですが、「新竪町商店街」のアーチ看板をくぐります。
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【14:40】おうちであったかお鍋を作りたい。だしこんぶを探しに「相沢昆布店」に!
商店街の看板アーチを超えると見えるのが、「相沢昆布店」の黄色い看板。戦前から営業を続ける、石川県内でも珍しい昆布専門店です。
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こじんまりした店内は、昔ながらの雰囲気です。大きな招き猫につられて微笑んでしまいそう。
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壁に陳列されていたのは、「日高昆布」と「羅臼昆布」。お店の方によると、「日高昆布」はおでんなどに使ってもおいしく、加熱した時の食感もいいので食べるのにもおすすめで、「羅臼昆布」はおいしく濃厚なだしが出るとのことです。昆布のだしのおいしさにハマり、リピートする若い人もいるのだとか。
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こちらはかつおと合わせた「だしパック」。手軽に使えるのが魅力です。イラスト付きの手書きの作り方のポップがかわいいですね。
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だしをとるための昆布だけではなく、「とろろ昆布」や「つくだ煮昆布」、さらにはおやつ昆布の「こんぶ飴」もありました。つくだ煮の「からし昆布」は温かいご飯にかけて食べるとおいしく、県外から「金沢マラソン」に参加したという人が2年連続で買いに来たとのこと。 『相沢昆布店』 ・住所 金沢市新竪町3丁目60 ・営業時間 9:00~20:00 ・定休日 日曜日
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「相沢昆布店」を出て、てくてく散策。昭和の雰囲気の残る商店街には、古美術のお店や古道具のお店とともに、おしゃれなショップやカフェが並び、歩いているだけでも楽しいです。
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素敵なお店を見つけ、ふらりと入って見た。そんなお店との出会いもありそうです。ただ、お店の中を撮影する時は、声を掛けるのもお忘れなく。それだって、地元の人との楽しい会話のきっかけになるかもしれません。
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【15:00】サトちゃんいっぱいの「小西新薬堂」。ビタミンカラーで元気になれそう!
新竪町商店街を歩いていると、店頭にサトちゃん2体が立っているお店が。ここは「小西新薬堂」。明治39年創業、100年以上営業を続ける老舗の薬屋さんで、佐藤製薬のマスコット「サトちゃん」グッズがたくさん飾られていることでも有名です。
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店主の馬場さんによると、店に飾られているサトちゃんグッズは、商品を置いている「佐藤製薬」の販促物で、最近は珍しくなったとのこと。人形状のものだけではなく、トースターやポットもあるのが面白いですね。 棚にはサトちゃんとともに、「金澤老舗百年會」の盾も飾られており、改めて歴史のあるお店だということが思い出されます。
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サトちゃんのモチーフはインドやタイで守り神とされる象、色はビタミンカラーのオレンジなので、馬場さんはパワーのあるキャラクターだと感じていると言います。先代であるお母さんが50年前からコレクションしていたが、他界した8年前から店内にディスプレイし始めたとのこと。 飾り始めてからマスコミの取材が増えて、お店も注目を集めるように。大きなサトちゃんの頭を受験生がなでていくこともあったそうです。
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お店では管理薬剤師である馬場さんが監修した、植物発酵エキスを配合の「金澤新竪町ビーフカレー」「能登島ポークカレー」(各税込650円)も販売。お客さんからは、「胃もたれしない」と好評だそうです。 実際に食べてみると、「金澤新竪町ビーフカレー」は程よくスパイシーでほのかに甘みも感じ、「能登島ポークカレー」はマイルドな味わいで辛さ控えめでした。どちらもお肉や野菜などの存在感があり、もたれないけれど食べごたえはあります。
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さらに、着物帯の生地からリメイクした手作りの帯バッグも販売されていました。デザインが上品で華やか、マチが広く丈夫なのでたくさんものが入れられます。赤(左)、白(右)ともに税込7,500円。
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馬場さんに「帯でできているから、初詣などで着物を着る時にぴったりですね」と言ったところ、「普段使いもおすすめですよ」とのこと。お店を訪れた時にいらっしゃったお客さんも、ここで買ったという帯バックを持っていました。 青(左)税込1万円、黒(右、やや小ぶり)税込3,900円。
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お店の奥にはテーブルがあり、お客さんとお茶を飲むこともある馬場さん。さらに、ハープ(楽器)も置いてあり、演奏されるとのこと。お店の人の人となりを身近に感じられたひと時でした。 『小西新薬堂』 ・住所 金沢市新竪町3-48-2 ・営業時間 平日 10:00~18:00(配達業務のため早めに閉店することがあるので、営業終了時間間際になりそうな時は要電話確認)、土曜日 10:00~16:00 ・定休日 月曜日・日曜日・祝日
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「小西新薬堂」を出たら、新竪町商店街をもと来た方に向かって歩き、竪町商店街まで戻ります。「野田屋茶店」向かいの「竪町広場」を突っ切って、バス停「タテマチ広場」へ。
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【15:50】「タテマチ広場」バス停にゴール
今回のまち歩きのゴールはバス停の「タテマチ広場」です。道路を挟んで向かいには「新竪町郵便局」があります。バスは15:55に到着です。香林坊、竪町商店街、新竪町商店街を歩きながら、温かい飲み物や冬にぴったりなお酒、ほっこりできそうなアイテムなどを見てきましたが、その中にこの冬を楽しみながら過ごせそうなものが見つかったならうれしいです。 ※このコースにある店舗には2023年10月31日、11月7日に行って来ました。営業時間・定休日など、店舗・施設情報はご利用の際に必ず事前にご確認ください。
ゴールFinish!