コンセプトは「新しい金沢時間を処方する」

＝「香林居」の由来＝

「香林」とは、昔からさまざまな漢詩で詠われている中国の紹興（しょうこう）の美景地区の名前で、異宗教と異民族が融合した理想郷的な意味を指し、この言葉を冠する「香林坊」という土地の名は、かつて薬種商を営んでいた僧の名前に由来しています。（比叡山の僧であった「香林坊」が還俗して薬種商に婿入りし、ある日義父の夢枕に立った地蔵尊のお告げにより目薬を調合。眼病を患った加賀藩藩主前田利家に献上したところ治癒したことから功績を称えられ名をあげたと伝えられています。）

「居」はそこにあること、構えること、振舞うことを意味し、こういった歴史的背景などからインスピレーションを受け、宿泊・飲食・処方体験などを通して「新しい金沢時間処方する」ことをコンセプトに開業しました。

「新しい金沢時間」の体験

蒸溜所

ホテルのシンボルともいえる、こちらの蒸溜所。

蒸溜所では、白山の水と森林素材を使用した天然の精油が精製されており、蒸溜の過程で生じたオイルやお水は館内の様々なサービスに活用されています。今後、小型蒸溜機を使った蒸溜体験も実施していく予定もあるそうです。

また、ショップで販売している独自のブランド『Petrichor（ペトリコール）』のシャンプーやトリートメントなどのアメニティー製品は各部屋に備えつけられています。化粧品成分の大半を占める“水”には白山由来のものを使用し、洗浄成分はサルフェートフリーとなっており、香りも合成香料不使用で香りづけしているというこだわりが詰まった製品となっています。

アイソレーションタンク

館内には、北陸地方では初となるアイソレーションタンクが導入されており、日本でもまだ数台しかないという珍しいスパ体験ができます。

カプセルの中に入ると、死海に入ったように体が浮遊し無重力に近い状態に。さらに光や音を遮断した空間で浮遊することで深い瞑想状態が体験できるそうで、その効果は自律神経の調整や浄化の作用があると言われています。こちらは11月以降宿泊者以外の利用も可能に。10月15日より予約開始予定です。

サウナ

ルーフトップにある、サウナは貸切で楽しむことができます。蒸留所から抽出されたアロマウォーターを使った本格ロウリュ（ストーブの上で暖められたサウナストーン（香花石）に水をかけて蒸気を発生させるサウナ入浴法）でリラックス効果が高まります。

バス

サウナに併設されている水風呂は、最上階ならではの景色を楽しむことができます。右手には、兼六園や金沢城周辺の緑を見ることができ、まちなかにいながら開放的な空間で自然の景色を味わえるのもうれしいですね。

ゲストルーム

客室は全部で18室あります。

ハイフロアスイート

キングベッドが２台あり、広々とした空間でゆっくりと過ごすことができます。

部屋のバスルームにはサウナも併設されています。

ハイフロアシティービュー

大通りに面しており、アーチ型の大きな窓が印象的。キングサイズのベッドで、ゆったりと寛げます。

バスタブからは、香林坊の街や金沢城跡を眺めながら、リラックスした贅沢な時間を過ごすことができますよ。

客室には、小松市にある九谷焼の窯元、錦山窯が「香林居」のためにつくられた湯呑があったり、家具やインテリアもオシャレでこだわりが詰まっているので色々と部屋の中を見ているのも楽しめます。

タイワニーズキュイジーヌ　「karch（カーチ）」

半地下にある雰囲気のある空間

地元でも人気の高い台湾料理店「四知堂Kanazawa」（尾張町）のオーナーである塚本美樹氏がプロデュースしたレストラン。

この土地が薬種商の名前に由来することから、食には東洋医学思想をベースに金沢らしさも取り入れた、朝にやさしい台湾朝食のミニコースを楽しむことができます。

また、厳選された家具や調度品類も堪能することができますよ。

※四知堂Kanazawaに関する記事は、下記からご覧いただけます

尾張町で台湾情緒を味わえる「四知堂(スーチータン)Kanazawa」

最後に

空間演出から、体験、食、ゲストルームやフロアの家具や食器に至るまで細部にまでこだわりが詰まったホテルは、どこを見ても楽しめる空間になっています。

宿泊ゲストだけでなく、体験など一般の方も利用できるのもうれしいですね！

是非この機会に「新しい金沢時間」を過ごしてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗名	香林居
住所	金沢市片町１丁目１－３１
電話番号	076-209-7766
営業時間	ー
定休日	ー