金沢唯一のオイスターバー「Seafood&OysterBar Salt」

2022/11/11

金沢を流れる犀川のほとり、犀川大橋から徒歩5分のところに金沢で唯一、日本中をはじめ世界のカキを食べられるオイスターバーを備えたシーフードレストラン「Salt」がある。石川のおいしい魚介とその魅力を存分に味わえるおしゃれな隠れ家のような一軒だ。

全国、世界から厳選したカキを存分に食べ比べ

日本海に突き出た石川県は、全国でも有数の海産物の豊富な県として知られ、金沢にもおいしい地元の魚介をメインにした店は少なくないが、その多くは和食店。その中にあって、魚介中心のフレンチを提供しているのがSeafood&OysterBar Salt(シーフード&オイスタバーソルト)だ。

中でも金沢で唯一のオイスターバーは、能登ガキをはじめ国内・世界のカキが食べられると人気を集めている。

カウンター・テーブル越しに並べられる厳選された新鮮なカキ。

「石川県のおいしいシーフードをもっと多くの人に食べてもらいたいと思ったのが、この店を始めたきっかけです。何か目玉になるものをと考えて、自分が好きなカキをメインにしました」そう話すのは、オーナーの細川景右さん。

店名の「Salt」は、料理に欠かせない調味料の「塩」のほか「生気を与えるもの」という意味を持つ。海の豊かな恵みに加え、ソルトでの食事を通して食べた人の元気の源になってほしいという意味が込められている。

右が細川さん、左はフレンチをはじめイタリアンやスペイン料理店で腕を磨いた川畑陽平料理長。

イチオシのメニューはもちろんカキ。

地元産の能登ガキはもちろん、北海道や広島、長崎五島列島など、全国、世界から取り寄せるカキは年間で30種類ほど。季節に応じて、その時期に一番おいしいカキを厳選して提供している。

ソルトのカキは品質はもちろん、紫外線滅菌された海水で20時間以上滅菌浄化された安全なもの。生食をはじめ、さまざまに調理されたカキの味わいを安心して存分に堪能できる。

6種の生牡蠣の食べ比べプラッター。産地や季節ごとにそれぞれの特徴ある味わいが楽しめる。

アラカルトやコース・メニューにもカキがふんだんに使われているほか、季節の旬の魚介や地物野菜などを積極的に取り入れ、地産地消を意識したフレンチを提供している。

アラカルトで定番人気の「生牡蠣とキャビアのシャンパンジュレがけ」(780円/1P)

「前菜の盛り合わせ」(2,980円)は、シェフのおすすめをぎゅっと盛り込んだお得な一皿。

大ぶりのカキが贅沢に入った「牡蠣のアヒージョ」(1,200円)

シーフードがメインだからといって、肉料理も手を抜かない。「牛ヒレ肉のロースト赤ワインバターとインカのめざめポムソテー添えソース・オ・レフォール」(3,000円)は、西洋わさびの効いた赤ワインソースでいただく。

アメリカ西海岸をイメージしたシックでカジュアル、そしておしゃれな店内

店内は、白を基調にシックな色合いで統一されたおしゃれで落ち着いた雰囲気ながら、通りに面した大きな窓や、カウンター中央のネオンサインがかしこまりすぎないカジュアルさを醸し出している。設えは、石川県同様に魚介が有名なアメリカのサンフランシスコにあるレストランをイメージしているそうで、初めて訪れる人も入りやすいテイストになっている。

1階中央のカウンター席と窓際のテーブルのほか、2階には個室やプロジェクターを備えたパーティルームもあって、デートや女子会、打ち上げけや結婚式の二次会など、さまざまなシーンで利用できるのもうれしい。

カウンター席は、ウェイティングや食事のあとにバーとして利用するにもぴったり。

贅沢な牡蠣のオイル煮でお家時間も充実

ウィズコロナで、人々の食に対する意識は変わってきていると細川さんは言う。

店に出向いて空間ごと味わう特別感はこれまで通りに、「家での食事を大切にていねいにする」意識が高くなっているのだと。

そんなニーズに応えたのが「Noto’s drop」だ。

Noto’s dropは、能登のブランド牡蠣「奥原プレミアム」を使ったオイル漬け。「奥原プレミアム」は、七尾湾西湾で採れるカキの中でも大粒で最上級のものだけに与えられる称号。この最上級のカキを独自製法でレアに仕上げた芳醇でクリーミーな味わい。プレーンとガーリックソイ、ピリ辛風味のハリッサの3つの味で仕上げられている。

とっておきのワインやスコッチウイスキーと楽しむもよし、大切な人への贈答に使うにもぴったりの贅沢さ。

販売はネットショッピングのみだが、店でもアラカルトメニューとして提供されているので、訪れた際にまずは味見、もいい。