能・お茶・漆器、金沢の伝統文化を楽しむ広坂さんぽ。

金沢と言えば伝統芸能や文化が根付いた歴史文化都市として有名です。ただ、伝統芸能や文化を体験しようとするとどこに行けばいいかわからない方も多いと思います。実は金沢市中心部の広坂にはそれらを楽しめる施設が集まっているのをご存知でしょうか?そこで。今回は【広坂×文化】にフォーカスを当てて街歩きをしてみようと思います。 伝統とモダンが交錯する「金沢菓子 古都美」でカフェタイムを過ごし、「金沢能楽美術館」で金沢に根付く能に関心を寄せ、「しいのき迎賓館」で休憩しつつ近代の歴史に想いを馳せ、「漆の実」で漆器を愛でつつ甘味に舌鼓を打とうと思います。

昼からスタート

からスタートafternoon start!

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    【13:00】金沢21世紀美術館・兼六園バス停からスタート!

    【13:00】金沢21世紀美術館・兼六園バス停からスタート!

    今回は金沢21世紀美術館・兼六園バス停からスタートします。取材当日は大雪の翌日で一面の雪景色になっていますが、これもまた風情だと思って楽しんでいきましょう!

    • 年に数度あるかという大雪に見舞われてしまいました。 少し歩きにくいですが、景色は素晴らしいものです。この日はそう言い聞かせながらえっちらおっちら歩いていました。

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    【13:05】加賀棒茶スイーツをモダンに楽しむ「金沢菓子 古都美」

    【13:05】加賀棒茶スイーツをモダンに楽しむ「金沢菓子 古都美」

    金沢21世紀美術館・兼六園バス停から徒歩5分、金沢菓子 古都美に到着です。こちらは金沢が持つ美しさをお菓子に込める、伝統とモダンが交錯するスイーツショップ&カフェとなっています。

    • 店内に入ると北欧系の家具とインテリアで揃えられており、窓の外からの景色と併せてまるで北欧にいるような気分になります。このように素敵でモダンなお店ですが金沢の味覚を味わえるようで楽しみです。

    • プティ・フールセット(税込1,250円)を注文しました。加賀ほうじ棒茶のプティ・フールと加賀棒茶のセットとなっています。 美味しい!ただでさえ美味しい加賀棒茶をロールケーキ、シフォンケーキ、アイスと3通りの楽しみ方でいただけます。

    • セットのお茶ももちろん加賀棒茶、そして急須はおしゃれな南部鉄器。ゆっくり自分のタイミングで淹れていただきましょう。

    • モダンな店内で伝統的なカフェスイーツをいただけました。 21世紀美術館からも近く、休憩しながらも特別な時間を過ごせてオススメです。 【金沢菓子 古都美】 定休日  月・火曜 営業時間 11:00 ー17:30

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    【13:50】空から謡が降ってくる「金沢能楽美術館」

    【13:50】空から謡が降ってくる「金沢能楽美術館」

    金沢菓子 古都美から徒歩5分、金沢能楽美術館に到着です。金沢と言えば「空から謡が降ってくる」と歌われるほど能の盛んなまちです。こちらの施設では金沢の能楽の歴史を学び、魅力を体験することができます。なお、2022年2月現在外装の工事中となっていますが通常通り営業中となっています。

    • 金沢市には無形文化財の「加賀宝生」という宝生流の能楽があります。その加賀宝生に伝わる美術品を観覧できるのがこの施設となります。 21世紀美術館とのセット入館券もありますので観光の方にはそちらもオススメです。

    • 能楽といえば能面を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ヒノキから削り出され、漆を塗ってから彩色して作られます。近くで見るとその精巧さに驚かされます。

    • 能楽堂のミニジオラマもありました。一度は能楽堂で生の狂言を見てみたいものです。尺八の音色や鼓のリズムなど実際に見て聞いてみるとより興味関心が湧いていきそうですよね。 また、能楽の演者さんの1日の流れも説明文に書かれていました。

    • コロナ禍で休止はされていますが、能装束の体験コーナーもありました。 コロナが落ち着いた時にはこちらのコーナーで思い出を作るのも良いと思います。 【金沢能楽美術館】 定休日  月曜 営業時間 10:00 ー18:00 入館料  一般310円、高校生以下無料

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    【14:30】石川県の歴史を刻んできた「石川県政記念しいのき迎賓館」

    【14:30】石川県の歴史を刻んできた「石川県政記念しいのき迎賓館」

    金沢能楽美術館から徒歩5分、石川県政記念しいのき迎賓館に到着です。こちらは旧石川県庁をリニューアルし、観光案内所、飲食店、会議室、ギャラリーなどを備えた複合施設となっています。雪もすごいので一旦こちらで休憩しましょう!

    • こちらはしいのき迎賓館の名前の由来となったしいのきです。なんと樹齢300年。石川県の歴史と伝統をずっと見守ってきた大木ですね。

    • 内部に入ってみましょう。この建物は大正13年に石川県庁舎として竣工されました。100年以上前に作られ日本国内では最古の鉄筋コンクリート構造の県庁舎となるようです。

    • 歴史を感じさせる内装が素敵です。金沢市のど真ん中にこのような大正ロマンを感じさせる建物があるとは驚きました。こちらの階段で写真撮影なんかも素敵でいいと思います。 【石川県政しいのき迎賓館】 定休日  月曜 営業時間 10:00 ー19:00

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    【15:00】漆器に映える甘味を味わう「漆の実」

    【15:00】漆器に映える甘味を味わう「漆の実」

    石川県政記念しいのき迎賓館から徒歩5分、漆の実に到着です。老舗漆器店である能作が営む和カフェとなっており、石川県産大納言を用いた自家製あんこを使用したメニューをいただくことができます。

    • 能作ビルの中にあるエレベーターに乗って4階にお店はあります。昔ながらの質実剛健な店内。 落ち着いて美味しいものをいただけそうですね。

    • 抹茶クリームぜんざい(白玉入り)と抹茶のセット(税込1,120円)を注文しました。 このセット自体が美術品のような美しさ・・・見惚れてしまいます。もちろん美味しい!抹茶アイスの下にある自家製あんこがこれまた美味しいです。

    • また漆器屋さんのカフェということで各種食器等に漆器が使われています。使ってみて気になったら購入することもできるそうですよ。 その際はぜひ4階以外の各フロアも訪ねてみてください。

    • 抹茶も美味しく、心落ち着けます。 抹茶に漆器と金沢の伝統を味わいながらも、街の喧騒から離れてゆったりできる素敵なお店でした。 【漆の実】 定休日  水曜・年末年始 営業時間 11:00ー18:30      10:00ー18:30(土・日・祝日)

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    【16:00】金沢21世紀美術館・兼六園バス停でゴール!

    【16:00】金沢21世紀美術館・兼六園バス停でゴール!

    漆の実から徒歩5分、金沢21世紀美術館・兼六園バス停に戻ってきました。 伝統とモダンを感じたり、能について触れたり、伝統工芸の漆器でカフェタイムを過ごしたり、短時間ですが金沢の伝統に触れることができたような気がします。また、これらの店舗は広坂に全て揃っておりコンパクトに巡ることができるのも今回のルートのオススメポイントです。美味しく金沢の伝統に触れるなら今回のルートに沿ってお出かけしてみるのもオススメです! ※このコースは2022年2月6日に行って来ました。新型コロナウイルスの影響で、営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。 ※今回訪れたお店では、感染防止対策としてアルコール消毒やスタッフのマスク着用を実施しています

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