個性豊かなスタッフがお出迎え。酒茶屋「BUDOKAN金澤本店」

武蔵ヶ辻交差点から徒歩5分。ブルーの外壁が印象的な「BUDOKAN金澤本店」は、昼12時から営業している酒茶屋。買い物の途中で、金澤観光の小休憩に、ふらりと立ち寄ることができて、楽しい時間を過ごすことができる立ち飲みバーだ。

チャージなしフード持ち込みOKの自由な酒場

20221111日にオープンした酒茶屋BUDOKAN金澤本店。店内はカウンターだけの小ぢんまりとしたいわゆる立ち飲みの店だ。

営業時間は昼12時から。どんな人にも気軽に利用して欲しいからとチャージ料はなしで、麦酒に日本酒、カクテルにワインと、アルコールのラインナップは広い。

こんもりとした細かな泡が自慢の金澤麦酒・生(900) 瓶(1,000)はテイクアウトもOK

 

石川・富山・福井の酒を飲み比べる日本酒飲み比べセット(1,200)は観光客にも人気

 

オリジナルカクテルは下北ボール(600)。養命酒をソーダで割ってレモンをたっぷりと絞ったもので、ハーブカクテルのような爽やかさが特徴。

ほかに金箔をあしらった金澤ボールも開発中というから、完成が楽しみでもある。

 

アルコールをはじめとしたドリンクメニューが豊富なのに対し、フードメニューはシンプル。能登ビーフジャーキー(500)とのどぐろおかき(400)、バナナチップス(400)とナッツ(400)

昼からの営業なら、小腹も一緒に満たしたい人もいるのでは? と尋ねると「ウチはフード持ち込みOKなんです。出前や配達もしてもらえます」と店長の安達菜月さん。

つまり、近くでお弁当や刺し身を買ってきて、食べることができるということだろうか。

「そうです。ビザの宅配を頼んだお客様が他の人に振る舞って、ピザパーティが始まったこともありました」なんだとか。

 

 

 

スタッフは個性的で才能豊か

BUDOUKAN金澤本店のスタッフは主に3人。

1人目は、もともと東京にある系列店でダンサーをしていた店長の菜月さん。白山市の出身で、金澤本店のオープンのためUターン。

現在は、この店の店長の傍ら、小学生のヒップホップ教室の指導もしているのだという。

飾らない人柄と抜群の笑顔でファンの多い店長の菜月さん

 

 

続いてはジュリアさん。日本語と英語、スペイン語、タガログ語と4ヶ国語を操るマルチリンガルだ。外国人も多く訪れる場所柄、頼りになるお姉さん。リアルでは母親でもあるため「子育て中のお母さんがちょっと息抜きに来てくれたり、金沢に住む外国人の人にも利用して欲しい」と話す。

ちなみに店は子ども連れOK。日中ならカフェに立ち寄るのに近い感覚で訪ねられそうだ。

ジュリアさんは、ちょっと人見知りなところがあるけれど、店一番の笑い上戸なのだとか

 

 

3人目は、学生でアルバイトのまなとくん。現在大学生で、卒業後は学校の先生を目指しているというが「バーのマスターにもなりたいと思っていて、勉強のためにここでアルバイトをしています」とはにかむ。

金澤本店のカクテルを担当している。

「今はいろんなことを勉強中」と楽しそう

 

この3人にもう1人……1体?

トップ画像にも堂々と写っている店の看板ロボット「○○くん(ちゃん)」。伏せ字なのは現在、絶賛名前を募集中だから。

大きな瞳と厚くセクシーな唇がチャームポイントで、おしゃべり上手。道行く人々がつい足を止める声掛けは天下一品なのだとか!

 

「恥ずかしいから」と写真の登場は叶わなかったオーナーの熊代知也さんは東京在住で社会保険労務士の顔も持っている。

「私がいる時は労務相談も承ります」と言うが、スタッフによると「かなりのレアキャラ」なんだそう。とはいえ月に一度は来沢しているそうだ。

 

 

 

オープンのきっかけは「運命的な出会い」

準備期間実に半年。行動力と決断力に驚かされる

 

 

「金沢駅に近江町市場、尾張町と兼六園、ひがし茶屋街。金沢の主要な観光地から近くて、もちろん地元の人にも親しみのある場所。そこにこんな雰囲気の立ち飲みバーがあったら素敵じゃないですか」という。

最近は、地元の常連も増えてきて、その魅力がどんどん拡大している。

週に23回は訪れるという常連。仕事帰りにほっと一息つくための場所になっていると話してくれた

 

 

 

Instagram :  https://www.instagram.com/budokan_kanazawa/

 

※価格はすべて税込み

 

取材日時 202331

 

取材・文 小杉智美

 

 

 

店舗情報

店舗名 BUDOKAN金澤本店
住所 金沢市尾張町2-8-27
電話番号 080-5698-9100
営業時間 12:00~22:00
定休日 不定休