お酒はもちろん料理も会話も。欲張りさんも大満足の「Bar Daisy」

2023/05/26

犀川大橋から徒歩2分。幸楽ビル1階にある「Bar Daisy」は、オーセンティックな雰囲気と一見さんも気後れしないオープンでカジュアルな接客が人気。100種類以上のボトルがそろうほか、フードメニューも豊富な、バーを超えたバーだ。

オーセンティックな雰囲気とカジュアルな接客

近年、オーセンティックなバーが注目を集めているが「独特のルールやマナーが難しい」「ドレスコードがありそう」などと気後れする声も少なくない。

「バー発祥のアメリカでは、禁酒法時代などには、入り口をわざと入りづらくしていた時もあるため、今も隠れ家のような印象を持たれがちなのはその頃の名残みたいなものでしょうね」と話すのは小田島淳さん。人好きのする笑顔と豊富な話題でファンが多い、この店の代表だ。

「ザ・大人の空間」の雰囲気にあふれるカウンター

デイジーは、店の構えや店内の雰囲気はオーセンティック。静かにグラスを傾ける大人の空間というイメージがぴったりだが「接客はカジュアルに」が店の方針。とはいえ騒がしいわけではなく「バーが初めてという人にも肩の力を抜いてもらえるように」かしこまり過ぎないよう心がけているのだという。

お酒より小田島さんと話すのが楽しみで訪れるという人も多い

ドリンク・フードともに豊富なメニュー

デイジーで揃えてあるボトルは常時100種類以上。バーと言えば洋酒のイメージだが、デイジーには日本酒も多く置いてあるのだという。「アメリカのバーにはアメリカの酒、イギリスのパブに行けばイギリスの酒があるのだから、日本のバーに日本酒があるのは当然」。そう聞くとなるほど納得だ。特に金沢は観光客も多く訪れるため、地酒を求める人も少なくない。そうした人には金沢を心ゆくまで楽しんでもらおうと考えた結果、日本酒の種類が増えていったのだとか。

もちろん洋酒はさらに種類豊富。特にカクテルは、目でも楽しんでもらいたいと季節のフルーツを使った華やかなものも。ベースになるアルコールは好みや度数で変えてもらえるのもうれしい。

見た目の可愛らしさで特に女性人気が高かった春のイチゴカクテル

爽やかな香りとキリリとした味わいのシソのカクテルは暑い時期にもぴったり

実は、小田島さんは料理人の経験もあるため、デイジーではフードメニューも豊富。カレーやパスタなど、バーらしからぬメニューも多い。定番は多くなく、小田島さんの気分で変わるというから「今日は何が食べられるだろう」なんて考えながら訪れるのも楽しそう。

中でも人気が高いのは、店で仕込む自家製のソーセージ。ソーセージの中身も他のフードメニュー同様、その時の気分で変わることも少なくないのだそうだ。

手慣れた調子で腸詰めされていくソーセージ。バーにはちょっと珍しい光景

「固定観念を捨てて」楽しめるデイジーでは、パーティも常時受け付け。10名いれば貸し切りも可能なため、誕生会や歓送迎会、女子会など、さまざまな目的で利用可能。予算や要望に応じて料理はもちろん、ケーキや花束の準備や大型テレビでのDVD上映にサプライズの相談にも乗ってくれるため、きっと特別な時間になること間違いない。