レンタサイクル「まちのり」でめぐる王道金沢観光

金沢の公共レンタサイクル「まちのり」に乗って、近江町市場、金沢城に兼六園、そしてひがし茶屋街とTHE王道!な金沢の街を楽しみつくす♪金沢の街は意外とコンパクトなので自転車の方が小回りが効いて便利ですよ。

朝からスタート

からスタートmorning start!

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    【10:00】金沢駅で「まちのり」に乗って金沢観光出発♪

    【10:00】金沢駅で「まちのり」に乗って金沢観光出発♪

    旅のスタート「金沢駅」。定番金沢観光といえばやはり“世界で最も美しい駅14選”の1つに選ばれた「金沢駅」は外せませんね。大きな鼓門は圧巻ですよ。

    • まずは今回の王道金沢観光で利用する「まちのり」を借ります。 「まちのり」は、金沢の公共シェアサイクルサービス。金沢市内には65箇所ものサイクルポートがあり、サイクルポートがある場所なら、自転車をどこでも借りれて、どこでも返せます。 金沢市内の移動にはとっても便利なのです。

    • 「まちのり」には、会員登録なしで利用できる「1日パス」と、 会員登録して使う「1回会員/月額会員」があります。 どういう利用をするかをある程度考えてから、どちらを利用するか決めるといいですよ。

    • 会員登録して利用する場合はスマホアプリ「ドコモ・バイクシェア 」を使います。事前にダウンロードして、利用登録しておくと実際に借りる時もスムーズですよ。 サイクルポートのある場所や、台数もアプリ上で確認できます。 実際の「まちのり」の借り方や返し方は、自転車それぞれにも説明書きがあるので、そんなに迷うことはないかと思います。 詳しい利用方法は「まちのり(https://www.machi-nori.jp)」の公式サイトをご確認ください。

    • 自転車を借りたら、いざ出発! 「まちのり」の自転車は全台電動アシスト付き!金沢の街中は何気に坂道が多いのでとっても助かりますよ。 自転車だと裏道もスイスイ行けちゃうので移動も早くて楽ちんです♪

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    【10:15】近江町市場で海鮮丼&ぶらり散歩

    【10:15】近江町市場で海鮮丼&ぶらり散歩

    金沢市民の台所「近江町市場」へ。近江町といえば海鮮丼!なイメージありますが、実は海鮮など魚介類以外にも、果物やお野菜、お惣菜などいろんなものがあるんですよ。 近江町市場では11時頃からランチをやってたりするので早めの時間を狙うとあんまり行列に並ばなくて済むかも!?

    • 金沢駅から近江町までは「まちのり」で約5分ほど。 近江町市場の近くにある「まちのり」のサイクルポートは、 ・かなざわはこまち ・活性化広場 の近くにあります。 自転車を停めたら、Let's近江町ぶら散歩。

    • 近江町市場は、加賀藩の御膳処として1721(享保6)年に設けられ、なんと300年!の歴史ある市場なのです。 市場にはおよそ180ものお店が立ち並び、またちょっと迷路のような作りになっているのでぶらぶらと市場内を散策するだけでも楽しいですよ♪ 1つアドバイスとしては、近江町市場を楽しみつくすなら、日祝水曜以外に訪れましょう。 市場なので、日曜祝日はお休みなお店も多いです。 水曜日が定休なお店もあるので、日祝水曜以外がおすすめです。

    • せっかく近江町市場に来たならやっぱり海鮮丼が食べたいですね。 近江町市場内にはたくさんの海鮮丼のお店があります。どこも美味しいのですが、どこもお客さんでいっぱい。 なのでタイミング良く空いたお店を見つけて飛び込んでみるのもアリですよ。

    • 近江町市場の中通りにある「海鮮丼いちば」さんで、「市場海鮮丼(1,630円・税込)」をいただきました。 こちらではセットの海鮮丼と握りには、のどぐろの骨で出汁を取ったあら汁がついてきます♪ <海鮮丼いちば> ◯ 金沢市上近江町36−2 ◯ 9:00~夕方まで ◯ 不定休

    • 近江町市場で海鮮丼を堪能したら、ふたたび「まちのり」に乗って、次なる金沢の観光地「尾山神社」へ。近江町市場から尾山神社までは自転車で約3分ほど、徒歩でも約10分弱なので、ぶらぶら歩いてもいいですね。 尾山神社のすぐ近くに「まちのり」のサイクルポートがありますよ。

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    【12:00】加賀藩祖・前田利家公を祀る尾山神社へ<加賀百万石ルート>

    【12:00】加賀藩祖・前田利家公を祀る尾山神社へ<加賀百万石ルート>

    尾山神社の御祭神は、加賀百万石を築いた藩祖・前田利家公とそのご正室・お松の方を祀っています。ギヤマン(ステンドグラス)の嵌め込まれた「神門」も必見。

    • 尾山神社の境内にある前田利家公の像。 槍の名手だったので、手には槍を持っていますね。 背中の丸い袋のようなものは母衣(ほろ)という、武将が鎧の背につける飾りですね。 織田信長の赤母衣衆だったので、そのお姿をもしているんでしょうね。

    • こちらがご正室・お松の方の石像。 ご夫婦仲良く祀られていることから、 ・夫婦円満 ・子宝安産 ・縁結び のご利益があると言われていますよ。 また、加賀百万石を築いた戦国武将が祀られているので、 ・文武両道 ・必勝 のご利益もあると言われてます。

    • 尾山神社は金沢城の金谷御殿があった場所に建てられているので、境内には見事な庭園もあります。 池に浮かぶ島や橋には、雅楽にちなんだ名前がつけられていて「楽器の庭」とも呼ばれています。 尾山神社の庭園もなかなか見応えありますよ。 <尾山神社> ◯ 金沢市尾山町11-1 ◯ 8:30~18:00(授与所・御朱印受付)

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    【12:40】約140年ぶりに復元された「鼠多門」<加賀百万石ルート>

    【12:40】約140年ぶりに復元された「鼠多門」<加賀百万石ルート>

    2020年に復元整備された金沢城の「鼠多門・鼠多門橋」。江戸時代は、金沢城の玉泉院丸(現在の玉泉院丸庭園)と、金谷出丸(現在の尾山神社)とを結ぶ出入り口として使われていました。明治期に焼失して以来、実に約140年ぶりの復活です。全国的にも珍しい黒漆喰の海鼠壁は必見ですよ。

    • 「鼠多門」へと続く「鼠多門橋」は、尾山神社と金沢城の間を走る市道の上をまたぐように架けられています。鼠多門橋の下を走る道は、江戸時代はお堀だったんですよね。そう思うと橋から眺める景色も感慨深いですね。

    • 鼠多門の櫓内部は自由に見学できます。(入場無料) 櫓内部には、鼠多門についての歴史や復元にあたっての資料などの説明パネルがあります。 単純に櫓の中から外を歩く人を見るのも楽しいです。 <鼠多門> ◯ 金沢市丸の内1-1 ◯ 9:00~16:30(最終入館:16:00) ◯ 無休 ◯ 無料

    • 尾山神社から金沢城へと続くルートができたことで、 長町武家屋敷→尾山神社→金沢城→兼六園→本多の森公園 へと繋がる「加賀百万石ルート」が誕生。 見事に金沢の主だった観光地がつながってます。

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    【13:00】玉泉庵で玉泉院丸庭園を眺めながら呈茶をいただく

    【13:00】玉泉庵で玉泉院丸庭園を眺めながら呈茶をいただく

    鼠多門を入るとすぐ目の前に広がる庭園は「玉泉院丸庭園」。『ブラタモリ』でも紹介された色紙短冊積石垣があったり起伏に富んだ日本庭園は見応えあります。そんな玉泉院丸庭園を一望できる場所にある「玉泉庵」では、庭を眺めながらお抹茶をいただけます。

    • 玉泉院丸庭園を一望できる「玉泉庵」。 右側の休憩室は無料でどなたでも利用できます。休憩室からも庭園が一望できますよ。 呈茶は、左側の「玉泉庵」と書かれた扉を入り、建物内でいただきます。

    • 玉泉庵内の和室では、玉泉院丸庭園が見渡せる場所に毛氈が敷かれています。 縁側でいただくこともできますよ。

    • 和室から眺める玉泉院丸庭園。 実に見事ですねぇ。 玉泉院丸庭園については「石垣の博物館とも言われる「金沢城」で石垣巡りをしてみよう(http://kanazawa-okiniiri.com/machiaruki/view/81)」でも触れています。

    • 玉泉庵ではお抹茶と上生菓子がいただけます。(730円・税込) 夏場はなんと冷やし抹茶もあります。 畳の上でお抹茶をいただきながら庭園を眺めるという実に贅沢な時間が味わえます。 <玉泉庵> ◯ 金沢城・玉泉院丸庭園内 ◯ 9:00〜16:30(受付は16時まで) ※12:00~13:00の間、清掃のため入館できません。 ※貸切利用時など、入館できない場合があります。 ◯ 休館日:年末年始(12月29日から1月3日まで)

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    【13:30】加賀百万石の居城・金沢城<加賀百万石ルート>

    【13:30】加賀百万石の居城・金沢城<加賀百万石ルート>

    玉泉庵で一服したら、玉泉院丸庭園を通り、金沢城内へ。金沢城は言わずと知れた加賀藩前田家の居城。かつては金沢大学のキャンパスとして使用されていましたが、現在は金沢城公園として開放されています。

    • 金沢城公園は2001年から発掘調査や文献をもとに、さまざまな建物が復元整備されています。今まさにお城が復元されているというなんとも稀有な場所です。 また金沢城は「石垣の博物館」とも呼ばれるくらいいろんな時代のいろんな積み方の石垣があります。 そのあたりにご興味がある方は「石垣の博物館とも言われる「金沢城」で石垣巡りをしてみよう(http://kanazawa-okiniiri.com/machiaruki/view/81)」をご覧ください。 ただ金沢城内はとても広いので、じっくり回ろうと思うとほぼ1日はかかるかと思います。

    • 金沢城のシンボルとも言える「石川門」。 金沢城の庭でもある「兼六園」へは石川橋でつながっています。 <金沢城公園> ◯ 金沢市丸の内1 ◯ [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間)、[10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) ◯ 無休 ◯ 無料

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    【14:30】日本3名園の1つ「兼六園」<加賀百万石ルート>

    【14:30】日本3名園の1つ「兼六園」<加賀百万石ルート>

    日本3名園の1つ「兼六園」。前田家の歴代当主によっておよそ180年の時をかけて作られた大名庭園。やはり金沢観光といえば「兼六園」は外せません。なかでも「ことじ灯籠」は兼六園、そして金沢を代表するシンボル。忘れず写真をおさめておきたい場所ですね。

    • 兼六園といえば「ことじ灯籠」。 灯籠としては珍しい2本足で、その様が琴の琴柱(ことじ)に似ていることから「ことじ灯籠」と呼ばれています。 ただ字は、琴柱ではなく「徽軫灯籠(ことじとうろう)」と書くのです。

    • 特別名勝「兼六園」には、ことじ灯籠だけでなく、唐崎松や日本最古と言われる噴水、金沢の地名の由来となった金城霊沢などまだまだたくさんの見所があります。 お殿様もここを歩いたのかなぁと思いを馳せながら、のんびりぶらぶら庭園を散策しましょう。 <兼六園> ◯ [3月1日~10月15日]7:00~18:00(退園時間)、[10月16日~2月末日]8:00~17:00(退園時間) ◯ 無休 ◯ 大人320円、6歳以上18歳未満100円、65歳以上無料

    • 「兼六園」から本多の森公園方面へと向かうと、国立工芸館や石川県立歴史博物館などが立ち並ぶ金沢のアートスポットへも行けますよ。国立工芸館の近くにもまちのりポートがあるので、時間があればそちらまで足を伸ばしてみるのもオススメ♪ 国立工芸館や周辺の美術館に関してはこちらの記事をご参考にどうぞ。「金沢に移転された「国立工芸館」と周辺の美術館・博物館をめぐってアートな世界を堪能しよう♪(http://kanazawa-okiniiri.com/machiaruki/view/80)」

    • 今回のコースでは続いては、金沢最大の茶屋街「ひがし茶屋街」へ。 兼六園からひがし茶屋街までは自転車だと約10分くらいで行けますよ。 なにより渋滞に捕まらないのがいいですね♪

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    【15:45】江戸の風情が今に残る「ひがし茶屋街」

    【15:45】江戸の風情が今に残る「ひがし茶屋街」

    金沢観光でやはり外せないのがここ「ひがし茶屋街」!石畳に紅殻格子の町屋が並ぶ風景はまさにノスタルジック。江戸の風情を今に残す「ひがし茶屋街」は、金沢に来たなら見ておきたい場所ですね。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれています。

    • 金沢には、 ・ひがし茶屋街 ・にし茶屋街 ・主計町茶屋街 と3つの茶屋街があります。 中でも「ひがし茶屋街」は最も大きな茶屋街。 金沢の茶屋街は、1820(文政3)年に加賀藩公認の元誕生したという面白い歴史もあります。

    • たくさんあったお茶屋も今では数軒が残るのみですが、多くの茶屋はカフェや雑貨屋などにリノベーションされています。 「ひがし茶屋街」にはたくさんのカフェや雑貨屋、お土産屋さんがあるので、金沢散策にオススメです。 着物のレンタルのお店も金沢市内にはいっぱいあるので、着物で茶屋街を歩くのもいいですね。

    • 「ひがし茶屋街」の中ほどにある、『箔座ひかり藏』さんにはなんと、純金プラチナ箔と24Kの純金箔で仕上げた「黄金の蔵」がありますよ! 蔵の中には入れませんが、外から蔵を見学することができます。 <黄金の蔵(箔座ひかり藏)> ◯ 金沢市東山1-13-18 ◯ 9:30~18:00(冬季は~17:30) ◯ 無休

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    【16:30】おしゃれな町家カフェ「久連波(くれは)」で一服

    【16:30】おしゃれな町家カフェ「久連波(くれは)」で一服

    「ひがし茶屋街」のメインストリートの中ほどにあるお店「久連波(くれは)」。1階には加賀友禅の和小物などがあり、1階奥と2階はカフェになっています。2階はお座敷になっていて、いかにもな町屋建築のお座敷でいただくスイーツはまた絶品です。

    • 1階の奥にあるカフェ。 ここも落ち着いた雰囲気で素敵です。

    • 2階のお座敷。 扇形の欄間や格子戸など洒落た空間で、町屋気分が存分に味わえます。 窓からは「ひがし茶屋街」の通りが見渡せますよ。

    • ・マンゴーのかき氷(800円・税込) ・抹茶団子(550円・税込) ・ゆずジュース(500円・税込) マンゴーのかき氷は果肉入りでボリュームタップリ♪抹茶団子もほんのり暖かくて、柔らかくて美味しいです。お座敷でいただくスイーツはどうしてこんなに美味しくて、ほっこりするんでしょうねぇ。 <久連波(くれは)> ◯ 金沢市東山1-24-3 ◯ 10:00〜17:30 ◯ 水曜定休

    • 甘いものを食べて一息ついたところで、「まちのり」に乗って金沢駅へと帰ります。 電動アシスト付きなので、半日歩き回った後でも楽ちんです。

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    【17:30】金沢駅でゴール

    【17:30】金沢駅でゴール

    レンタサイクル「まちのり」でめぐる、王道金沢観光も、金沢駅でゴール。今回の「王道金沢観光」では、金沢駅から近江町市場、近江町市場から尾山神社、兼六園からひがし茶屋街、そしてひがし茶屋街から金沢駅の計4回「まちのり」を利用。1回の移動も30分以内で済むので、1回会員利用で合計660円(税込)でした。金沢市内観光には、バスやタクシー以外にも、自転車を利用すると半日でも十分回れますよ。

    • 金沢駅周辺には3箇所サイクルポートがあります。 金沢駅構内のサイクルポートは、鼓門向かって左側へ進んだ石川県立音楽堂の横あたりにあります。サイクルポートに「まちのり」を返して終了です。 ※このコースは2021年6月20日に行って来ました。新型コロナウイルスの影響で、営業形態、営業時間や定休日が表記と異なる場合がありますので、ご利用の際は必ず事前にご確認ください。 ※今回訪れたお店では、感染防止対策としてアルコール消毒やスタッフのマスク着用を実施しています。

Finish!

ゴールFinish!